安全日や排卵日・危険日はいつ?計算方法を理解して望まない妊娠を防ぐ確率を高めよう

安全日や排卵日・危険日はいつ?計算方法を理解して望まない妊娠を防ぐ確率を高めよう

安全日や排卵日・危険日を把握していないと、望まない妊娠を防ぐ対策ができない場合があるため、妊娠するメカニズムを正しく理解しておくことが重要です。

一方で、過度な心配をしてもライフスタイルに影響が出る可能性があるため、トラブルを避けるための対策を考慮した準備をすることがポイントになります。

ただし、「安全日や排卵日・危険日はいつになるのか分からないから不安に感じている」と悩んでいませんか。

安全日の基礎知識

本記事では、安全日や排卵日・危険日はいつか分からない人向けに計算方法や望まない妊娠を防ぐ対策まで詳しく紹介しています。

目次

安全日は妊娠しないのでなく排卵日・危険日以外の日

前提として、安全日と呼ばれる日の目的や意味を理解できないと望まない妊娠を防げない可能性がある点に注意が必要です。

排卵日や危険日を避ける前に、安全日の目的を把握して、不安のない性行為ができるようにしましょう。

安全日がいつか気になる人は妊娠確率があることに注意

安全日がいつか気になる人は妊娠確率があることに注意

結論として、安全日とは排卵日・危険日以外のことを指すため、妊娠する確率はゼロではありません。

妊娠確率があるため、安全日に性行為をした場合でも妊娠する可能性はあり、確実に妊娠を避けられるわけではない点には注意が必要です。

特に避妊具のコンドームをつけずに聖行為をすると、膣内に中出しをしなくても我慢汁に少量の精液が混合している場合や尿道に精液・精子が残っている状況であれば、安全日でも妊娠する確率は高くなります。

性行為をする際に、我慢汁と精液を見分けることは難しく現実的ではないため、避妊目的の低用量ピルの種類を飲んでいて安全日であっても妊娠を希望しなければ正しく避妊具であるコンドームの装着をした上で性行為をしましょう。

コンドームを正しく装着する方法
  • コンドームを傷つけないよう袋から出す
    • 包装の袋は端部分をゆっくり破る
    • コンドームが破けないように丁寧に開封する
  • 表面を上にして亀頭の上に置いて空気を抜く
    • 空気が入っていると使用中に破れるリスクがある
    • 清潔な手で衛生面の配慮がポイント
  • コンドームを途中まで下ろす
    • ゆっくり両手の指でペニスの途中まで下ろす
    • 根本の皮部分にはコンドームを被さない
  • 皮部分を調整しながら下までおろす
    • 亀頭方向に引っ張り上げる
    • 根元で余っていた皮を伸ばす

※参照:ウィズマインド「コンドームを正しく装着する方法」

安全日と排卵日・危険日の違い

安全日と排卵日・危険日の違い

前述の通り、安全日がいつであっても妊娠確率はあるため、妊娠を希望しなければ避妊具(コンドーム)を装着した性行為がおすすめです。

ただし、排卵日や危険日に性行為をする場合の妊娠確率は20代なら25~60%程度・30代前半なら20~30%程度・30代後半で10%程度とされており、不妊治療の対策をする場合で紹介されているデータになる点には注意しなくてはなりません。(参照:厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」

排卵日や危険日は、生理周期に例えると排卵期(移行期)や卵胞期(低温期)の終わりかけが該当しますが、生理周期がズレる可能性も想定した対策が必要です。

生理周期期間の目安ポイント
卵胞期(低温期)14日間新たな卵子を育てている時期のこと。
子宮内膜を厚くして子宮内では妊娠の準備を始めている。
排卵期(移行期)1〜2日間黄体形成ホルモンが急上昇して10~12時間後に排卵が行われる。
いわゆる危険日(排卵日)で、排卵した精子が受精できるのは12時間程度。
黄体期(高温期)14日間排卵期を終えて、妊娠に備えて子宮内膜を厚くする時期のこと。
妊娠が成立しない場合は月経期・生理と移る。
生理期(低温期)7日間生理が生じている状況で7日前後継続することが多い。
最も妊娠しにくい状況で、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが著しく低下する。
ウィズマインド「安全日はいつ?計算方法と危険日との違い・妊娠確率まで徹底解説」

本記事でも紹介している4つの計算方法で安全日や排卵日・危険日を調べることはできますが、確実性には欠けるので、1つの目安として想定しなくてはなりません。

特に体調がすぎれない時や生理予定日にバラつきがあれば、安全日や排卵日・危険日は変わる可能性がある点には十分に注意しましょう。

安全日と排卵日・危険日は生理予定日はズレるスケジュールもある

安全日と排卵日・危険日は生理予定日はズレるスケジュールもある

前述の通り、生理周期には個人差があり、25〜38日周期が多いとされています。

生理周期が不規則な場合は、ストレスや生活習慣の乱れ・過度なダイエットなどによる女性ホルモンバランスの乱れが挙げられ、身体の負担が大きくなるとズレる可能性が高まります。

したがって、生理周期がズレるということは安全日や排卵日・危険日も変わる可能性があるので、スケジュール管理や計算をする場合は参考程度と捉えることが重要です。

通常、排卵日や危険日を計算する理由は妊活をしている夫婦のための計算方法になるため、望まない妊娠を防ぐため・性的欲求を満たすためではありません。

生理予定日はあくまで予定日になること・排卵日や危険日の計算方法は妊活中で妊娠を目的とすることを理解し、身体の負担が少ない性行為をするようにしましょう。

安全日や排卵日・危険日は生理のメカニズムを理解することが重要

安全日や排卵日・危険日を計算する前に、生理のメカニズムを理解することで身体の仕組みを分析できます。

身体の仕組みを理解することで、望まない妊娠を防げるだけでなく、負担の少ない日常生活を過ごすことにつながります。

安全日や排卵日・危険日を計算するだけでなく、身体の負担を減らすためにも生理のメカニズムを把握しましょう。

卵胞期(低温期)は安全日と思われがちでも周期がズレると排卵日・危険日の可能性

卵胞期(低温期)は安全日と思われがちでも周期がズレると排卵日・危険日の可能性

卵胞期(低温期)は、新たな卵胞ホルモン(エストロゲン)を育てている時期のことで14日程度継続する期間です。

排卵日に向けて卵子が成熟する期間で安全日と思われがちですが、卵胞期(低温期)の終わりかけは排卵期・危険日に差し掛かるため、生理周期がズレると妊娠確率が大幅に高まるリスクがあります。

万が一、14日以上経過しても低温期のままであれば無排卵周期の症状が出ている可能性があるため、早期に婦人科で相談がおすすめです。

卵胞期(低温期)の初期であれば排卵日や危険日である可能性は低いですが、8日目以降になると生理周期がズレる影響で安全日には当てはまらないこともあるので注意しましょう。

排卵期(移行期)は排卵日・危険日の可能性が高い期間

排卵期(移行期)は排卵日・危険日の可能性が高い期間

排卵期(移行期)は、低温期から高温期への移行期でもあり、最も妊娠しやすいとされる排卵日・危険日になります。

黄体形成ホルモンが急上昇して10~12時間後に排卵が生じる時期になるため、妊娠を希望しない場合は避妊具(コンドーム)の装着をしても性行為はしない方がおすすめです。

排卵期(移行期)は、ドーパミンが増加することで快感に敏感になり、性欲が高まる期間になります。

身体は高温期に移行する時期になるため、だるさや眠気・頭痛などの症状が出やすく、身体の変化を実感しやすい時期が排卵日・危険日の可能性が高いです。

排卵日・危険日の可能性が高いと感じたら、避妊目的で処方してもらえる低用量ピルの種類を飲んでいる場合や正しく避妊具(コンドーム)の装着をしていても、妊娠を希望しないなら避けた方が心配事は減らせるでしょう。

黄体期(高温期)は排卵日・危険日を終えた妊娠に備えて子宮内膜を厚くする期間

黄体期(高温期)は排卵日・危険日を終えた妊娠に備えて子宮内膜を厚くする期間

黄体期(高温期)は、排卵後から次の生理が始まるまで黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されて、基礎体温が通常より0.3〜0.5℃程度高くなる14日間のことです。

排卵日・危険日を終えた後ですが、生理周期がズレるとかぶる可能性があるため、黄体期(高温期)初期は避けて性行為をした方が安全日になることが多くなります。

黄体ホルモンが分泌される影響で高温期になるため、PMS(月経前症候群)の影響で熱っぽさや眠気・イライラ・むくみなどの症状が出るケースもあります。

ただし、低用量ピルの種類でもヤーズ・ヤーズフレックスなどの避妊効果目的で処方されないピルを飲むことで対策ができるため、身体の症状が辛い場合は医師に相談して治療が望ましいです。

生理期(低温期)は排卵日・危険日とは異なる安全日に近い期間

生理期(低温期)は排卵日・危険日とは異なる安全日に近い期間

生理期(低温期)は、生理が生じている3〜7日程度の期間を指し、体温は高温期から通常まで下がります。

子宮内膜が新しく増殖して卵子が成長する期間になりますが、生理期(低温期)であれば妊娠確率は低くなる安全日ですが、卵胞期(低温期)の終わりかけになると排卵日・危険日とバッティングするので注意が必要です。

生理期間は、月経困難症で悩む女性も多いため、低用量ピルの種類でもヤーズ・ヤーズフレックスなどの避妊効果目的で処方されないピルで対策をすることも少なくありません。

一方で、生理期(低温期)は妊娠確率は少なくなるものの、出血の影響で身体へ負担がかかったり性感染症が生じるリスクが高まる場合があります。

基本的には生理期(低温期)の性行為はおすすめしないため、身体の負担や体調を最優先で考慮できるようにしましょう。

安全日や排卵日・危険日はいつ?4つの計算方法からチェックしよう

安全日や排卵日・危険日はいつか気になったら、4つの計算方法からチェックがおすすめです。

安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法

本記事で紹介している通り、生理周期のズレで安全日や排卵日・危険日はズレる可能性があり、さらに安全日がいつか分かっても妊娠確率はゼロではありません。

計算方法はあくまで安全日や排卵日・危険日の目安を把握する対策として捉え、望まない妊娠を防ぐためには身体の負担が少ない方法を考えると良いでしょう。

安全日や排卵日・危険日はいつ?生理管理アプリで調べる計算方法

安全日や排卵日・危険日はいつ?生理管理アプリで調べる計算方法

1つ目の安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法は、生理管理アプリで調べる方法です。

生理管理アプリを活用すれば基礎体温を記録でき、自動的に安全日や排卵日・危険日を計算することができます。

レビュー数やダウンロード数によって生理管理アプリを評価する口コミで比較する方法がおすすめですが、あくまで機械的な計算になるため、身体の不調や何からの変化を考慮するわけではありません。

例えば、生理周期28日の場合は生理開始から14日後が排卵日になることが多いので、生理管理アプリでは一般的な計算方法から算出することが一般的です。

ピンポイントで確実に安全日や排卵日・危険日を計算できるわけではないですが、体温の変化を記録づけが目的として生理管理アプリを活用すると良いでしょう。

安全日や排卵日・危険日はいつ?基礎体温法で調べる計算方法

安全日や排卵日・危険日はいつ?基礎体温法で調べる計算方法

2つ目の安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法は、基礎体温法で調べる方法です。

基礎体温法は、生理管理アプリと同様に体温を記録することで体温の変化から、生理周期を確認して安全日や排卵日・危険日を計算します。

排卵期と黄体期は高温期が該当し、月経期と卵胞期は低温期になるため、低温期から高温期に変わる排卵日・危険日を記録した体温から計算する方法です。

ただし、基礎体温がバラバラな場合や体調不良の影響で熱が出た場合は計算が難しくなるケースもあるため、基礎体温法だけで正確な計算ができるわけではない点には注意しましょう。

安全日や排卵日・危険日はいつ?オギノ式で調べる計算方法

安全日や排卵日・危険日はいつ?オギノ式で調べる計算方法

3つ目の安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法は、オギノ式で調べる方法です。

オギノ式は、産婦人科医である「荻野久作」先生が生理周期から算出した排卵日の計算方法になり、「生理周期から14日を引いた日数=生理開始から排卵が始まるまでの日数」が排卵日と想定します。

  • 生理周期26日の場合:生理開始から12日後が排卵日
  • 生理周期28日の場合:生理開始から14日後が排卵日
  • 生理周期30日の場合:生理開始から16日後が排卵日
  • 生理周期32日の場合:生理開始から18日後が排卵日

ただし、生理周期にバラつきがあると排卵日の想定がズレることや低用量ピルの飲み忘れがあると変わる可能性・ピンポイントで計算すると精度が劣ることもあるため、オギノ式の計算方法は排卵日の想定目安として考えましょう。

安全日や排卵日・危険日はいつ?排卵検査法で調べる計算方法

安全日や排卵日・危険日はいつ?排卵検査法で調べる計算方法

4つ目の安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法は、排卵検査法で調べる方法です。

排卵検査法は、市販されている排卵検査薬を使用することが前提になるので、気軽に計算できるおすすめな方法となります。

排卵検査薬では、尿検査キットから黄体形成ホルモン「LH」の濃度を測定することで排卵直前に起こる現象「LHサージ」を確認・排卵日を予測する計算方法です。

「LHサージ」が分泌されると24~36時間に排卵が始まるため、排卵日や危険日の直前で性行為をする数日前にチェックすると確認がしやすくなります。

本来の排卵検査法を使用する目的は、妊活や不妊治療中に妊娠確率を高めるための計算方法として第一類医薬品の市販がされており、妊娠確率を下げるための対策ではありません。

4つの計算方法では排卵検査法で調べる対策が精度が高いことがありますが、排卵検査薬は、あくまで妊活中の対策として市販されていることを十分に理解しましょう。

安全日はいつか分かっても妊娠確率がゼロではないことに注意しよう

本記事で紹介した通り、安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法は4つありますが、基本的には妊活を目的とするものです。

安全日や排卵日・危険日はいつか計算する方法

ただし、安全日や排卵日・危険日がいつか分かっても妊娠確率をコントロールできるわけではなく、確実に妊娠をしない日はありません。

生理期(低温期)であっても、精子の寿命によっては卵胞期(低温期)・排卵期(移行期)まで存続している可能性もあるため、油断しないことが重要です。

安全日や排卵日・危険日にとらわれず、妊娠を望まない性行為であれば、避妊具であるコンドームを正しく装着することがポイントになります。

さらに不安な場合は、避妊目的のOCに分類される低用量ピルの種類を飲み続ける方法や性交後72時間以内にアフターピルを飲んで妊娠阻止する対策がおすすめです。

身体の負担を考慮して最善の対策をし、女性だけでなく、男性も無責任な行動をしないことを心がけましょう。

医療法人メイプルベルクリニック

■略歴:平成12年 大阪医科大学医学部 卒業/大阪市立大学医学部附属病院/済生会千里病院/財団法人住友病院/国立病院機構長良医療センター/地方独立行政法人 岐阜県総合医療センター/2021年1月より現職
■所属学会:日本産科婦人科学会/日本周産期・新生児医学会/日本超音波医学会/日本母体胎児医学会
■資格:医学博士/日本産科婦人科学会認定専門医/日本周産期・新生児医学会 周産期専門(母体・胎児)/母体保護法指定医

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