早期妊娠検査薬のフライングはいつから?フライング検査で早期妊娠検査薬を使用する注意事項を紹介

早期妊娠検査薬のフライングはいつから?フライング検査で早期妊娠検査薬を使用する注意事項を紹介

早期妊娠検査薬は、一般的な妊娠検査薬よりも早く妊娠初期症状の陽性・陰性判定ができる市販商品のことです。

一般的な妊娠検査薬は生理予定日の7日目以降に検査ができることから、早期妊娠検査薬はフライング検査とも呼ばれており、正しい妊娠初期症状の確認をすることが重要になります。

本記事では、早期妊娠検査薬のフライング検査はいつからできるのか、フライング検査をする上で注意したいことを詳しく紹介しています。

※本記事では早期妊娠検査薬のフライング検査を紹介していますが、早期妊娠検査を推奨しているわけではありません。妊娠初期症状は、一般的な妊娠検査薬にて生理予定日7日目以降を目安の確認がおすすめです。

目次

早期妊娠検査薬と一般的な妊娠検査薬の違い

早期妊娠検査薬と一般的な妊娠検査薬の違い

早期妊娠検査薬は、一般的な妊娠検査薬と比較して生理予定日の前から妊娠初期症状のチェックができることが特徴です。

ただし、検出感度は一般的な妊娠検査薬よりも薄い商品があることと、生理予定日にバラつきがある場合は判定精度が劣る可能性に注意しなくてはなりません。

初めて妊娠検査薬を使用する人向けの一目で分かる早期妊娠検査薬と一般的な妊娠検査薬の比較表は以下の通りです。

項目早期妊娠検査薬(フライング検査)一般的な妊娠検査薬
検出感度10~20mIU/mL25~50mIU/mL
使用可能時期生理予定日
2~5日前から
生理予定日
7日目以降から
判定精度偽陽性・偽陰性の可能性判定結果の精度が高い

少しでも早く妊娠初期症状の確認をしたい気持ちが強くても、正しい判定結果が出なければ思い込み妊娠や落胆することもあるでしょう。

まずは、早期妊娠検査薬でフライング検査をする前に抑えておきたいポイントを紹介します。

早期妊娠検査薬はいつから?生理予定日前あるいは生理予定日当日に使用するフライング検査

早期妊娠検査薬はいつから?生理予定日前あるいは生理予定日当日に使用するフライング検査

前述の通り、早期妊娠検査薬は、一般的な妊娠検査薬と比較して早く妊娠初期症状のチェックができるフライング検査用の商品です。

一般的な妊娠検査薬と同様に市販で購入ができるため、薬局やドラッグストア・通販サイトで入手できる手軽さはありますが、生理予定日がバラバラであれば検査日が早まることから精度が劣る可能性があります。

一方でチェックワンファスト(アラクス)の早期妊娠検査薬であれば、生理当日から検査ができるため、あらかじめ購入しておけばスムーズなフライング検査ができるメリットが特徴です。

2026年3月時点、日本で市販されている主な早期妊娠検査薬は2種類になります。

主な早期妊娠検査薬
  • チェックワンファスト(アラクス):生理予定日当日からフライング検査
  • ワンステップ早期妊娠検査薬(ドクターズチョイス):生理予定日の4日前からフライング検査

中絶の判断を早期にする必要があれば早期妊娠検査薬を使用した方がスムーズな決断がしやすくなりますが、思い込み妊娠を避けるためにも一般的な妊娠検査薬がおすすめです。

万が一、早期妊娠検査薬のフライング検査で陽性判定でも、産婦人科の確定検査(超音波検査)は生理予定日の1週間後程度が目安になることを覚えておきましょう。

超音波検査(確定検査)とは

超音波検査は、人の耳には聞こえない高い周波数の音波を身体に当てて、臓器から反射してくる音(エコー)を映像化する検査のことです。痛みは少なく、リアルタイムに動く臓器(心臓など)を観察することで妊娠初期症状の確定をします。(参照:ウィズマインド「生理並みの出血で妊娠してたことはある?着床出血の色や量・生理との違いまで紹介」

陽性・陰性判定の精度は早期妊娠検査薬でも充実するも推奨はされていない

早期妊娠検査で陽性判定だった場合の流れ

早期妊娠検査薬のフライング検査は、生理予定日をもとにいつから検査をするかによって精度が異なり、生理当日を過ぎれば過ぎるほど検出感度の影響で精度が高まる場合があります。

ただし、早期妊娠検査薬でフライング検査をした際に陽性判定が出ても、産婦人科で超音波検査(確定検査)を受けるまで時間がかかる点にが注意が必要です。

早期妊娠検査で陽性判定だった場合の流れ
  • 早期妊娠検査薬で陽性判定
  • 生理予定日の7日目以降を目安に産婦人科で超音波検査(確定検査)
  • 超音波検査で胎嚢が確認できれば、出産準備に入る

少しでも早く妊娠検査薬で妊娠初期症状の確認をしたいケースは少なくないですが、産婦人科で超音波検査を受けない限り、確定した判断ができません。

早期妊娠検査薬のみで判断するのではなく、生理予定日の7日目以降を目安に産婦人科で超音波検査(確定検査)を受けるまでをセットで考えるようにしましょう。

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからする前に抑えたいポイント

早期妊娠検査薬でフライング検査をする前に抑えておきたいポイントは3つあり、妊娠初期症状をチェックするためには欠かせません。

フライング検査をすることで少しでも早い妊娠初期症状の確認はできますが、思い込みやトラブルを避けるためには事前の理解が重要です。

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからする前に抑えたいポイントを理解し、スムーズに妊娠初期症状の把握ができるようにしましょう。

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイント①:市販されている早期妊娠検査薬の種類

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイント①:市販されている早期妊娠検査薬の種類

1つ目の早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイントは、市販されている早期妊娠検査薬の種類を把握することです。

2026年3月時点、市販されている主な早期妊娠検査薬は「チェックワンファスト(アラクス)」と「ワンステップ早期妊娠検査薬(ドクターズチョイス)」の2種類あり、それぞれ使用方法が異なります。

商品名チェックワンファスト
早期妊娠検査薬の値段1,100円(1回)
1,650円(2回)
感度hCG25mlU/ml以上
使用できる検査の目安生理予定日から

チェックワンファスト(アラクス)は生理予定日当日から使用でき、尿かけは2秒で1分程度で陽性・陰性判定がでます。

精度は99%以上とされており、一般的な妊娠検査薬であるチェックワンシリーズであることから知名度の高さがおすすめです。

一方、ワンステップ早期妊娠検査薬は、10回分2,180円で購入できるフライング検査対応の早期妊娠検査薬になります。

生理予定日4日前の検査なら53%程度・3日前の検査は82%程度・2日前の検査は90%程度の精度とされており、生理予定日に近づくほど精度が高まる仕様です。

いずれも薬局やドラッグストア・通販サイトで購入ができる早期妊娠検査薬になるため、購入のしやすさも特徴で、日本製であることも信頼できるポイントでしょう。

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイント②:早期妊娠検査薬は通常よりも早期検査する前提

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイント②:早期妊娠検査薬は通常よりも早期検査する前提

2つ目の早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイントは、早期妊娠検査薬は通常よりも早期検査する前提です。

早期妊娠検査薬を使用する目的は、一般的な妊娠検査薬で使用する生理予定日7日目以降よりも早くフライング検査をすることになります。

したがって、生理予定日7日目以降の検査をする場合は、早期妊娠検査薬よりも一般的な妊娠検査薬で陽性・陰性判定をした方が精度の高い検査ができる場合があります。

フライング検査をする場合のみ早期妊娠検査薬を使用し、基本的には生理予定日7日目以降まで経過することを待ち、一般的な妊娠検査薬で妊娠初期症状の確認をしましょう。

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイント③:早期妊娠検査薬の中でもタイミングは重要

早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイント③:早期妊娠検査薬の中でもタイミングは重要

3つ目の早期妊娠検査薬でフライング検査をいつからするポイントは、早期妊娠検査薬の中でもタイミングは重要なことです。

早期妊娠検査薬といっても、生理予定日よりかけ離れた日程で検査をすると精度が欠けるため、正しい陽性・陰性判定ができない可能性が高いデメリットに注意しなくてはなりません。

フライング検査を希望する場合でも、早期妊娠検査薬の検査期間は限られているので、あなたのタイミングで使用できるわけではない点に注意が必要です。

早期妊娠検査薬でフライング検査をする状況でも、正しい方法で使用しないと偽陰性・偽陽性が出ることを覚えておきましょう。

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由

前述の通り、早期妊娠検査薬の使用には相性があるため、あなたの悩みと比較した上で購入・フライング検査がおすすめです。

一方、早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由は3つで、トラブルのない検査をすることが重要になります。

早期妊娠検査薬でフライング検査をするより、一般的な妊娠検査薬で生理予定日の7日目以降を目処に検査をする方がスムーズな対策ができる場合があります。

あなたの目的と悩みを比較して、相性の良い方法で妊娠初期症状のチェックをしましょう。

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由①:一般的な妊娠検査薬よりも精度が劣る可能性あり

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由①:一般的な妊娠検査薬よりも精度が劣る可能性あり

1つ目の早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由は、一般的な妊娠検査薬よりも精度が劣る可能性があるためです。

一般的な妊娠検査薬は、生理予定日7日目以降を目安に検査をすることで尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンの濃度検出感度が25~50mIU/mLで、より精度の高い状態で判定を出せます。

早期妊娠検査薬で検査をすると早すぎることからhCGの検出がされずに、偽陰性(本来は陽性判定であるべきが陰性判定になること)が出る可能性もあるため、間違えた判断につながるリスクがあります。

フライング検査をする場合は、早期妊娠検査薬の使用方法や注意事項をしっかり理解した上で検査することが重要です。

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由②:生理予定日がバラバラだと正確なスケジュール管理が難しい

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由②:生理予定日がバラバラだと正確なスケジュール管理が難しい

2つ目の早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由は、生理予定日がバラバラだと正確なスケジュール管理が難しいためです。

生理周期は25〜38日程度と個人差があり、いつから早期妊娠検査薬を活用したフライング検査ができるかは自己判断になります。

したがって生理予定日がバラバラで読めない状況であれば、想定している早期妊娠検査薬のスケジュールよりも早く検査をしてしまい、精度が劣る可能性が出てきます。

早期妊娠検査薬も一般的な妊娠検査薬も共通で自己判断による検査になるので、フライング検査をすると想定よりも早すぎるリスクも想定しなくてはなりません。

毎日の体温測定で高温期のチェックや生理予定日・生理周期を考えながら早期妊娠検査薬を使用しますが、バラバラで定まっていない状況であれば注意が必要です。

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由③:支払い面の負担が大きくなる

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由③:支払い面の負担が大きくなる

3つ目の早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめでない理由は、支払い面の負担が大きくなるためです。

万が一早期妊娠検査薬で陽性判定が出た場合は妊娠初期症状の可能性はありますは、早すぎたフライング検査だと偽陰性判定も想定しなくてはなりません。

したがって、陰性判定でも生理予定日の確認が曖昧であれば、再度妊娠検査薬で妊娠初期症状の確認をする必要性が出てくるので支払い面の負担が2倍になるケースもあります。

早期妊娠検査薬でフライング検査をする場合は、生理予定日の調整や計算をじっくりした上で、バラつきがない状況が望ましい点に注意が必要です。

日頃から生理予定日の調整や状況確認ができている状況が前提で早期妊娠検査薬のフライング検査をする必要があるため、あなたの状況に応じた使用判断ができるようにしましょう。

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめな人

一般的な妊娠検査薬が通常ですが、早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめな人は3つのパターンです。

フライング検査は、一般的な妊娠検査と比較して早いスケジュールで妊娠初期症状の確認をすることになるため、通常であればおすすめできません。

一方で、あなたが抱える悩みによっては早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめなケースもあるため、イメージと比較して使用判断をしてみましょう。

妊活中で少しでも早く妊娠初期症状を知りたい人

妊活中で少しでも早く妊娠初期症状を知りたい人

葉酸サプリなどの摂取しながら、妊活中で少しでも早く妊娠初期症状を知りたい人は、早期妊娠検査薬でフライング検査をする方法がおすすめです。

妊活中は吸収率の高い合成葉酸(モノグルタミン酸型)を葉酸サプリで摂取する人は多いですが、早期段階で妊娠初期症状を把握したいと待ちきれない人も多く、早期妊娠検査薬でフライング検査をすることは少なくありません。

一方で、早期妊娠検査薬でフライング検査をして偽陰性だった場合の落胆をする可能性や、身体やメンタル面の負担が大きくなることも想定しなくてはならない点には注意が必要です。

一般的な妊娠検査薬で検査が通常のスケジュールになり精度を高められますが、少しでも早く妊娠初期症状の把握をしたい人はメンタル面のコントロールをした上でフライング検査をしましょう。

排卵日付近でコンドームの装着なしで性行為をしてしまった人

排卵日付近でコンドームの装着なしで性行為をしてしまった人

安全日はいつか調べる人は多いですが、排卵日以外のことを指し、具体的には排卵日は、生理周期が28日の場合だと生理開始から7~14日後程度の期間です。

妊娠するメカニズムは以下の通りで、妊娠を希望しない場合は排卵日を避けつつ、避妊具であるコンドームを正しく装着した上で性行為することが重要になります。

妊娠するメカニズム
  • 女性ホルモンのエストロゲンの影響で受精卵を迎える準備が始まる
  • 黄体化ホルモンのLHが分泌されることで、卵子が卵巣から出る
  • 卵管采が排卵された卵子を取り入れて卵管膨大部で精子を待つ状況になる
  • 腟内に射精された複数の精子が子宮・子宮内・卵管の順番で進行して、1つの精子が卵子が合体する
  • 受精卵が細胞分裂を繰り返すことで数日かけて子宮に運び込まれることで子宮内膜に含まれることで妊娠が成立

万が一、排卵日付近にコンドームの装着をすることなく性行為をした場合は妊娠確率が高まり、最大で50%以上になる可能性もあります。

妊娠確率は、少量の精液が膣内に射精しても高まり、我慢汁に混合されている状況でも想定されます。

したがって、コンドームをつけずに排卵日付近で性行為をした場合は、早期妊娠検査薬のフライング検査で早期段階の把握することが重要です。

望まない妊娠を防ぐためには避妊具であるコンドームを正しく装着し、身体の負担が少ない性行為ができるようにしましょう。

旅行やイベントごとなど先々のスケジュール管理をしたい人

旅行やイベントごとなど先々のスケジュール管理をしたい人

先々の中で海外旅行や長期間のイベント・お出かけが予定している場合は、早期妊娠検査薬でフライング検査することでスケジュール管理がしやすくなる場合があります。

万が一、妊娠初期症状が確認できた場合は、つわりや身体の負担を考慮して旅行などのイベント日程を変更するケースも想定できます。

フライング検査をして偽陰性には十分な注意は必要ですが、長期間の旅行や身体の負担が大きくなるイベントごとがある状況であれば、早期妊娠検査薬のフライング検査で確認してみると良いでしょう。

早期妊娠検査薬のフライング検査をしても確定検査までは期間を空ける必要あり

本記事で紹介した通り、早期妊娠検査薬のフライング検査をしても妊娠初期症状の把握になるため、確定的な妊娠ではない点には注意しなくてはなりません。

万が一、陽性判定だった場合は出産に向けた準備や調整に入りますが、まずは産婦人科や婦人科・病院で超音波検査を受けて速やかに確定検査をすることが重要です。

妊娠検査薬を使用した後の流れ
  • 生理予定日の5日後〜7日後を目安に妊娠検査薬を使用する
  • 陽性判定は出た場合は産婦人科や婦人科・病院を受診する(陰性の場合はなし)
  • 産婦人科や婦人科・病院で超音波検査を受ける(確定検査)
  • 胎嚢確認ができた場合は母子手帳を持参して出産準備・妊娠管理を始める
  • 葉酸の多い食べ物や葉酸サプリを飲んで出産準備に入る

早期妊娠検査薬を活用したフライング検査は、妊娠初期症状を把握する初期段階のチェックをする検査になります。

したがって、早期妊娠検査薬で陰性だった場合でも偽陰性の可能性もあり、産婦人科や婦人科・病院で超音波検査を受けることで確定的な判断ができます。

早期妊娠検査薬のフライング検査がおすすめな人は限定的ですが、あなたが少しでも確認をしたい状況であれば、本記事で紹介している2種類のおすすめ商品を参考にして身体の状況を確認してみましょう。

医療法人メイプルベルクリニック

■略歴:平成12年 大阪医科大学医学部 卒業/大阪市立大学医学部附属病院/済生会千里病院/財団法人住友病院/国立病院機構長良医療センター/地方独立行政法人 岐阜県総合医療センター/2021年1月より現職
■所属学会:日本産科婦人科学会/日本周産期・新生児医学会/日本超音波医学会/日本母体胎児医学会
■資格:医学博士/日本産科婦人科学会認定専門医/日本周産期・新生児医学会 周産期専門(母体・胎児)/母体保護法指定医

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